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慣らし運転
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チェンソーエンジンの慣らし運転について
ずいぶん昔はチェンソーの慣らし運転について下記青文字のように言われていました。
今はメーカーの技術の方がこのようなことは言わなくなったと思います。
慣らし運転は最初の数回は軽作業で使用するといいようです。

アイドリング状態で燃料タンク満タンからガス欠するまで慣らし運転をする方もいますが、あまり良くないと思います。

アイドリング時は間欠爆発を起こしているので、プラグが燻ると思います。
また、電子制御の機械などは長時間のアイドリングはよくないようです。

慣らし運転時に混合燃料を濃いめに作る方もいるようですが、チェンソーメーカーのオイル50:1は常に50:1に混合するようにしてください。

一般的に良く知られている事柄ですが、最高の性能を発揮し長期に至る耐久性を得るために、エンジンは「慣らし運転」を行わねばなりません。
慣らし運転時に十分な初期潤滑をエンジンに与えるために、キャブレターを最初の3〜4時間の運転時間中、若干濃い調整にしなければなりません。
このため、キャブレターを【許容最高回転数rpm】より600〜700rpm低く調整して下さい。
この修正調整を容易にするため、下記に各モデル別の修正rpmを表示しますので納入前、又は、補修時にご利用下さい。
ご注意!【慣らし運転中の許容最高回転数rpm】は、超過しないこと。
回転数の点検、又は、調整を行う場合は、必ずデジタル回転計を使用して下さい。


※ハスクバーナ346XPはシリンダーにニカジルメッキを採用していました。
ニカジルメッキは強度が高く焼き付きなどに強いといわれています。

ただ、慣らし運転に時間がかかるという反面もあります。
林業のプロの方が使用する場合で1〜2ヶ月くらいで当たりが出てくるといわれていました。

当たりが出てエンジン本来のパワーと回転数が出てきます。
当初は新品346XPフケが悪いといわれていました。

ニカジルメッキシリンダーは本来メーカーでプラトーホーニングするといいのでしょうが、コストの兼ね合いで行っていなかったと思います。

ニカジルメッキシリンダーでプラトーホーニングしていれば慣らし運転は必要ないといわれています。(他の部分で慣らしは必要になると思います)

今現在のチェンソーはメーカーさんから昔ほど慣らし運転をするように言われないのでプラトーホーニングを実施しているかもしれません。
(プラトーホーニングしているかどうかメーカーへ確認していませんので、実際はどうなのかわかりません)

慣らし運転については、ご購入店へご相談ください。
モデル名 慣らし運転中の許容
最高回転数 rpm
慣らし運転後の許容
最高回転数 rpm
335 13100-13200 13800
36 12300-12400 13000
40,45 11800-11900 12500
42 13800-13900 14500
51,55 11800-11900 12500
61 11300-11400 12000
242 14800-14900 15500
246 14300-14400 15000
254 13000-13200 13800
262 12800-12900 13500
272 12800-12900 13500
371 12800-12900 13500
288 11800-11900 12500
394 11800-11900 12500
【注】上記は、全て標準長のガイドバー・ソーチェンを装備時のエンジン回転数です。
(この資料は1997年当時にハスクバーナ社から頂いた資料です。

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